気のせいかしら。2、3ミリやせたんじゃない?

ダイエットの謎をできるだけ生理学・運動学・心理学で解き明かしてみましょう。

ダイエットが成功した証拠ってなぁに?

 

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こんにちわ。

 

ブログ更新頻度がガタ落ちで、『もーちょっとインプット・アウトプットをスムーズにしていこう!』と、この文章を書きながら決意しているところです。

 

サナギから蝶へと変わる瞬間です。

・・・そんなにたいしたモノじゃないですね。

 

おたまじゃくしから脚が生えた瞬間です。

・・・少しだけキモち悪いですね。

 

 成功 or 失敗の基準って?

『ダイエット失敗したわ~。ダメ人間だ~。もうやっていけない~。』とか、『ダイエット成功!見たか!!しゃぁオラァァ!!』みたいなことを時々耳にします(実際そこまで情緒不安定な人は少ないですが)。

 

しかし、ふと疑問が湧くのですが、ダイエットの成功・失敗っていったい何で判断してるんでしょうか??

みなさんは、どんなもので成功 or 失敗を判断してますか?

 

体重減るのは良いこと??? 

 

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私の勝手なイメージですが、『体重』と答える人が多いのでは?

しかし、体重ってほんとにダイエット成功の指標になるんでしょうか??

 

 

たとえば、60kgの人が目標を『3ヶ月で55kgになる!』という目標を立てたとしましょう。

2つのケースを考えてみます。

 

1. 計画を立てて、運動と食事制限をして少しずつカロリーを減らして順調に55kgの目標を達成した

 

2. 残り一週間の時点で体重は59kgだったけど、1週間死ぬ気で食べるものを減らして、最終日に55kgの目標を達成した

 

 

この2つは、『体重を5kg減らした』という意味では同じですが、ダイエットの成功・失敗という観点では同じでしょうか??

 

なんとなく前者の方が健康的で良さそうではありますが、『体重60kg⇒55kg』という点だけから考えれば、結果は同じということになります。

・・・釈然としないですねー。

 

 

じゃ体脂肪率だといいの???

 

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では、体脂肪率を基準にしてみてはどうか??

 

同じような感じで、体脂肪率30%の人が、『3ヶ月で25%!』を目標にしたとしましょう。

 

 

1.運動・食事制限をストイックに頑張り、毎朝起きてトイレに行ってからすぐに体脂肪率を測定していた。

毎日多少の上下はあるけれど、3ヶ月が過ぎる頃には概ね体脂肪率25%を切るようになった。

 

2.運動はほとんどせずに、食事を制限してみたけど、頑張れたり頑張れなかったり・・・。終盤にラストスパートをかけて1週間果物と水だけで生活。

最終日の朝は25%に届いていなかったけど、1日に5~6回体脂肪を測定して、そのうちの1回がギリギリ25%!

 

この2つはどうでしょう?体脂肪率25%を達成してますが、その内容はちょっと違いそうですよねー。

 

 

 なぜ体重と体脂肪率は変化するのか???

 

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以前にも書いたことがありますが、体重の増減は簡単に起こります。

水を1リットル飲んでから体重を量れば1kg増えますし、トイレに行った後に量ればそこそこ減ります

 

 

 

こんなことを言うのは心苦しいですが、『やった~。体重が昨日より500g減ってる~!』というのは、『健康的な身体になる』とか、『キレイな見た目になる』という目的からすれば、全くといっていいほど意味がありません。(ボクシングなどの体重別競技の試合前なんかは別です。)

 

 

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『じゃあ体脂肪率だったらいいんじゃない??』という話になるんですが、体脂肪率も結構信用なりません。

家庭用の体脂肪計は、身体に電気を流した際の抵抗から、脂肪の割合を測定しているようです。

水分⇒電気を通しやすい  脂肪⇒電気を通しにくい という性質があるので、これを利用しているわけですが、2つ困ったことがあります。

 

1つ目は、そもそも電気抵抗から体脂肪率を推定する際の誤差がけっこうあるということ。

本来、体脂肪率を測定しようと思うと、頭の先まで沈むくらいの水につかって体重を測定したり、X線を全身に照射する、といったかなり大掛かりなことが必要です。

 

家庭での体脂肪率計での測定値は、予測値のそのまた予測値くらいの精度なので、そもそも信用しすぎは禁物、というわけですね。

 

2つ目に、体内の水分量によって測定値が変動してしまうということ。

めちゃくちゃ水分を取った後や、お風呂に入ったあと、手足がむくんでる・・・など、それだけで数値が上下してしまう、ということに注意が必要です。

 

体脂肪率は、体重よりはダイエット成功の指標として使えそうですが、測定する時間帯などの条件を統一しておかないと、信頼性はがた落ちしそうです。

測定する機器が変わることでも、かなり数字の上下はありそうですね。

一応の目安、というくらい。

 

 

オススメはサイズ測定 or 写真

 

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体重、体脂肪率がダメならどーせーっちゅーねん、という話なんですが、一番信頼性が高そうなのは、やはり『身体のサイズ』ではないでしょうか?

 

一般的によくある、3サイズでもいいですし、太もも、腕まわりなん測ってみると、変化はとてもわかりやすいと思います。

 

ただ、これにも一つだけ注意点があります。

本当にちゃんと変化を知りたいのなら、サイズを測るときも、常に一定の場所で測ること

 

太ももだったら、膝のお皿の上側のフチのところから+10cm とか。

若干マニアックになりますが、これは『周径測定』といって、正確に測るのは意外と難しいです。

メジャーを斜めに当ててしまうと大きな数値になるし、無理やり締めすぎると小さい数値になるのです。

太ももの骨や、腕の骨、体幹の軸などに直角に交わるようにメジャーを当てて、ギリギリ皮膚に沿うくらいの強さで締めるのがポイント。

 

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あとは写真。『太さは変わらなくっても、筋肉がついてカッコよくなってる』なんていう変化もはっきりわかります。

 

サイズの測定や写真撮影に共通する注意点としては『姿勢』ですかねー。

よくある、befor⇔after みたいな写真がありますが、よく注意して見てください。

 

『明らかに効果出てる!スゴイ!!』というのも多いですが、『え?コレ詐欺じゃ・・・??』的なのもあります。

 

まぁ変化を強調するためなのがほとんどでしょうが、beforeの写真ではあからさまに猫背、afterの写真では反りすぎるくらいに腰を反らして背筋伸ばしてる!! みたいなのが結構あります。

 

自分で比較する目的なら、同じ姿勢で撮りましょう。

 

 

 

うちの奥さんが現在、『今までで生きてきた中で一番太ってる。動くのちょっとしんどいし、なんか膝痛い気も・・・』ということなので、ダイエット大作戦を始めているところです。

 

自分以外の人に実行してもらうためには、よりいろんな工夫が必要で、オモシロいです。

とりあえずスタンプカードを作って、運動した回数が一定量を超えたらご褒美システムにしてみました。

 

今後が楽しみ。。

 

でわまたー。